J2のザスパクサツ群馬は19日、東京ヴェルディより期限付きで加入しているFW林陵平が2020シーズンをもって現役を引退することが決定したと発表した。

上写真=今季限りでの現役引退を発表したFW林(写真◎J.LEAGUE)

「サッカーのために全てを捧げてきた」

 1986年生まれで現在34歳の林は東京ヴェルディの下部組織出身で、明治大を経て2009年に東京Vでプロキャリアをスタートさせた。2010年に柏レイソルに移籍し、モンテディオ山形、水戸ホーリーホックでのプレーを経て、2018年に東京Vに復帰。2019年シーズン途中にFC町田ゼルビアに期限付き移籍し、今季より期限付き移籍で加入した群馬ではリーグ戦28試合に出場していた。通算成績はJ1で36試合出場3得点、J2で256試合出場62得点。

 クラブを通じて発表された林のコメントは以下のとおり。

「私、林陵平は2020シーズンをもちましてスパイクを脱ぐことに決めました。厳しいプロの世界でサッカー選手として12年間、嬉しい事も苦しい事もありましたが、どんな状況下でも信念を持ち、サッカーのために全てを捧げてきたことは私の誇りです。充実感に満ち溢れた、幸せで夢のような現役生活でした。自分の持てる力は全て出し、やりきりました。後悔はありません。

東京ヴェルディ 、柏レイソル、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、町田ゼルビア、ザスパクサツ群馬と沢山の素晴らしいクラブでお世話になりました。各チームで共に戦ったチームメイト、スタッフ、チーム関係者、スポンサー、ファン・サポーターの全ての皆様に深く感謝いたします。

また、プロサッカー選手になるまでにお世話になりました清水北FC、ヴェルディアカデミー、明治大学体育会サッカー部と私のサッカー人生に関わって下さった全ての方にもこの場を借りて感謝を伝えたいです。

小さい頃からの夢を実現するために支え、応援してくれた両親、兄、自分の意見を尊重し常に隣でサポートしてくれた妻、娘達には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。

今後につきましてはまだ何も決まっていませんが、サッカーが大好きなので、今後もサッカー界に恩返し出来るようどんな形でも携わっていきたいです。

最後に、ファン・サポーターの熱い声援が常に私を奮い立たせ、支えてくれました。勝利の瞬間、ゴールを決め共に歓喜した瞬間を忘れる事はありません。本当にありがとうございました!残り8試合も持てる力を全て出して戦います。最後まで応援よろしくお願いします」