写真◎J.LEAGUE
松本山雅FCは25日、布啓一郎監督を解任を発表した。2020年シーズンから監督に就任したが、J1昇格を目指すチームを上位に導くことができず、成績が低迷。21節終了時点で20位に沈んでいた。新監督は柴田峡編成部部長が務めることになった。
上写真=成績不振を理由に解任されることになった松本の布啓一郎監督(写真◎J.LEAGUE)
羽田憲司コーチも解任。後任は西ヶ谷隆之U-18監督
昨季まで2シーズン、ザスパクサツ群馬を率いてJ3からJ2へ昇格させた手腕を買われ、今季から監督に就任していた布啓一郎監督だったが、成績が振るわず、解任されることになった。チームはJ1復帰を目指しているが、21節終了時点で20位と低迷している。
布監督はクラブを通じて「成績を上げることができずに、サポーターをはじめ、クラブをサポートしていただいている皆様にたいへん申し訳なく思います。これからは、外から松本山雅を応援させていただきます。短い間でしたが、ありがとうございました」とコメントを発表した。また、クラブからは同時に羽田憲司コーチの解任も発表された。
後任監督には、2017年より編成部部長を務めてきた柴田峡(しばた・けい)氏が就任することになった。柴田新監督は2009年に東京ヴェルディでコーチを務め、2011年から4年間、松本でもコーチを務めた経験を持つ。また東京VユースやFC東京U-18、ブリオベッカ浦安(JFL)で監督経験もあるが、Jクラブのトップチーム監督は今回が初めてとなる。柴田新監督はクラブを通じて以下の通り、決意を表明した。
「今回の監督交代は、強く責任を感じています。クラブをサポートしてくれている皆様の思いに結果をお見せしないといけないのが我々のクラブです。次の試合まで大きなことを変えることはできませんが、選手たちが新たにチャレンジする気持ちやそれぞれの想いを1つにして、チームを良い方向に向かわせるように、力を合わせて頑張ってまいります。皆様の応援をよろしくお願いいたします」
なお、西ヶ谷隆之U-18監督が、トップチームのコーチに就任する。