明治安田生命J2リーグで7試合ぶりの勝利を手にしたジェフユナイテッド千葉。ここから反攻に転じたいところだが、明るく元気なアラン・ピニェイロの復帰は頼もしい。守備を学びながら攻撃で輝くアタッカーの復活の言葉。

上写真=攻撃面の特徴を生かしたいというアラン・ピニェイロ。ここから期待できそうだ(写真◎ジェフユナイテッド千葉)

「チームのために力を使いたい」

 体が軽い!

 ジェフユナイテッド千葉のブラジル人アタッカー、アラン・ピニェイロはそう感じている。

 千葉での2年目は、まだ6試合の出場に留まっている。しかも先発は1試合だけだから悔しい思いもあるが、負傷もあっての現状だから、半分以上も残っている残りのシーズンへの思いは強い。

 そんないま、調子が上向いてきた実感を、愛くるしいスマイルとともに口にするのだ。

「自分はコンディションが良くなってきましたよ。体が軽いと感じます」

「ピッチの中で短い距離を走るときにそれを感じるし、ボールを触っているときにも感じます」

 尹晶煥監督に与えられるのはサイドハーフのポジション。まずはディフェンスでの仕事が大切になってくる。「守備に関してはいままでで一番やっていると思うので、そこが成長した部分ですね」と笑うが、「プレスに行くタイミング、パスコース消しにいくところ、しっかり中を切りながらサイドに限定してボールを取ることを意識してやっています」と整理されているから、短い出場時間でチームの約束事をしっかりと遂行する意識の高まりを感じさせる。

 そしてやっぱり、「その上で自分の特徴である攻撃を忘れてはいけないと思っています」と目を輝かせるのだ。小刻みなステップワークに軽やかさを感じているから、攻撃のパワーアップに期待は高まる。

「自分の特徴は前向きでもらって果敢に攻めるところです。そして、相手の背中を取って、裏でもらうこと。目に見える結果を出すために努力していますし、チームのために力を使いたい」

「ケガで出遅れましたが、いまのところは回復して、短い時間ですが途中出場で特徴を生かせています。努力し続ければ自ずと結果はついてくると思っています。シュートも自分の持ち味の一つなので、しっかり頭に入れてやっていきたい」

「ボールが逆サイドにあるときにしっかりゴール前に入る準備はしています。ボールをもらってターンするのは自分の特徴ですので、真ん中でプレーするとその特徴を生かせると思っています」

 心も軽い!