明治安田生命J2リーグは7節から9節までの3連戦の真っ只中。ここ3試合で2勝1分けと負けなしの東京ヴェルディは、7月29日にアルビレックス新潟をホームに迎える。個の力の強さに警戒しつつ、自信を持って勝利をもぎ取る構えだ。

上写真=東京Vの守備の要として攻撃サッカーを下支えする貢献度は抜群(写真◎Getty Images)

「最終的には個なのかな」

 独自の攻撃サッカーを標榜して、見る人の「目」を楽しませるのが東京ヴェルディのスタイル。前節のモンテディオ山形戦は0-0のドローに終わったものの、今季初の無失点ゲームとなった。チャンスの山を築きながらあと一歩が足りなかった反面、守備陣としてはクリーンシートを達成したことへの安堵もある。ディフェンス・リーダーの高橋祥平は振り返る。

「ところどころ危ないシーンがあったので、そこを直していければもっともっといい守備になると思いますけど、失点ゼロになったことで守備陣は自信が持てました。そこは良かったかなと思います」

 ディフェンスリーダーとしてはもちろんすべての試合で無失点を目指していくのが最初の一歩。加えて、セットプレーでのゴールで貢献できれば言うことはない。

「攻撃面はみんなアイディアがあると思っていて、ここ最近は後ろを固めてくるチームが多いので、逆にいろんな発想のあるFW陣に期待しています。自分はまずはディフェンスから入るポジションですけど、チャンスがあればセットプレーで取っていかないといけないですね。攻撃陣を頼ってばかりで、後ろの僕たちが取らないのもおかしい。特に堅い試合ではセットプレーが重要なカギを握ると思います」

 それだけ東京Vの特徴を消しにかかる「堅い試合」が多いことの裏返しだが、結果が出ない再開後3試合も、焦らずにじっくりと信じて戦ってきた。その甲斐あって、ここ3試合は負けなしと上向きだ。

「やっているサッカーが噛み合ってきましたね。どこかのタイミングで点が取れたらチームが上がってくると思っていて、きっかけがほしかったんですけど、それが甲府戦(5節・4-2で勝利)でありました。自信を持ってやってきてよかった」

 次節は中3日でアルビレックス新潟をホームに迎えるが、「個としての力があって、一人ひとりの能力が高いと思います。ファビオとかシルビーニョとか、映像を見るかぎりは強烈だな、と。あと、10番(本間至恩)はキレキレだなと」というのが相手の印象。「個としては強いので、チームとしてどうやって守るかは決めていきたい」と、集団で分断していく狙いを持っている。

 そのために重要なのは、やはりベーシックな部分なるとの見立てだ。フォーメーションが似ていたり、ボールを大事にするポリシーも含め共通点が多いが、だからこそ、原点にフォーカスするのだ。

「最終的には個で負けたらディフェンスは難しい部分がある。だから、最終的には個なのかな。もちろん、チームのやり方もあるし個のやり方もあるので、そこを噛み合わせていければそんなに怖くはないかな、と」

 自信たっぷりに7月最後のゲームを迎えようとしている。