京都サンガF.C.のMF黒木聖仁が23日、練習後にオンラインで取材に対応。昨季までV・ファーレン長崎でプレーしていた黒木が、25日の古巣対戦に向けて勝負のポイントなどを語った。

上写真=2試合連続出場を狙うMF黒木(写真◎KYOTO.P.S.)

古巣の試合をチェック

 今シーズン開幕直前に京都に加入し、前節の愛媛FC戦で加入後初出場。「久しぶりに緊張した。入ったときに勝っていたので、勝ち切ることだけ考えてプレーしました」。出場時間は10分弱だったが、中盤の底でしっかりと役割を果たし、チームの勝利に貢献した。

 チーム始動後の2月に加入が決まったことや、その後の長期にわたる中断期間の影響でコンディション調整に苦しんだが、ようやく「サッカーができる体になってきた」。新天地ではアンカー、あるいはインサイドハーフでの起用が予想される。「中盤3枚はめちゃくちゃ運動量を求められるので、90分やれる気がしない(笑)」と不安をのぞかせつつ、「その体にもっていかないといけない」と気合いを入れる。

 25日に対戦する長崎は、昨季まで計4シーズンにわたってプレーした古巣。2019シーズンはキャプテンも務め、「思い入れはめちゃくちゃある」。そんな古巣の試合は今季もチェックしており、「サッカー自体は劇的な変化はないけど、怖いのはセットプレーとビクトル(・イバルボ)」と分析。「特別な思いはある。だから自分が出る、出ないにしろ勝ちたい」。京都の勝利のために全力を尽くすことを誓った。