Jリーグが帰ってくる。J1は7月4日から、J2とJ3は6月27日からリーグが再開(開幕)する。4カ月間、待ち望んだ試合を前に、サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」で、18媒体横断企画を実施した。全56クラブの選手・監督・関係者にインタビュー。「THIS IS MY CLUB - FOR RESTART WITH LOVE-」をテーマに話を聞いた。水戸ホーリーホックから登場するのは在籍22年目のレジェンド、本間幸司。そのクラブ愛と熱い思いを感じてほしい。

「熱い試合をするのが僕たちの義務」

このクラブは僕の歴史と話した本間。ホーリーホック愛は人一倍強い(写真◎サッカーマガジン)

ーー6月27日にJ2は再開します。応援する人たちに、どのような試合を見せたいですか。

本間 もちろん、ウチらしいサッカーを見せたいというのもあるけれど、アグレッシブなプレーだったり、苦しいときに頑張るようなあきらめないプレーだったり、画面越しでも伝わるくらいの熱い試合を見ている人に届けたい。それが僕たちの義務だと思っています。

 お客さんは(試合会場に)入れなくても、きっと映像で、リモートマッチで見てもらえると思います。だから、試合を見て前向きな気持ちになってもらいたいし、その上でまず再開初戦は勝ち点3を挙げたいです。開幕戦は負けてしまったので、イーブンにしてサポーターを安心させたいですから。

ーー今季はJ1昇格プレーオフがなく、1、2位のチームにのみ昇格の権利が与えられます。

本間 もちろん、そこを狙っていきたい。ただアグレッシブにサッカーをするだけでなく、堅実に戦っていく。やはり昨年の1点の重み(※6位の山形と得失点差で並ぶも、総得点数で及ばず7位に終わり、J1昇格プレーオフに進めず)は、意味があったと思います。このクラブの伝統でもある守備の強さを見せていきたいですね。ハードワークが必要なことなので、みんなで強い意志を持って、これから進んでいかなくてはいけません。

ーー最後に、水戸の戦いを応援するサポーターにメッセージをお願いします。

本間 今、僕たちがスタジアムでサッカーをできるときがやって来るなという雰囲気をひしひしと感じています。命を懸けて、こういった状況になるまで尽力してくれた人たちがたくさんいたからこそ、ようやく僕たちがサッカーをできるようになりました。そういった人たちの思いを忘れず、僕たちも死ぬ気で戦います。また“最高の週末”が帰ってきて、ちょっとでもみなさんの忘れかけていた思いを蘇らせるような試合をしなければいけません。

 僕たちの試合をスタジアムに早く見に行きたいなって思わせたり、「やっぱりサッカーっていいよね、スポーツっていいよね」と、ちょっとでも前向きな気持ち、幸せな気持ちになってもらいたい。みなさんを笑顔にさせられるような試合を、必ずすると約束します。そして、勝利がついてくれば最高です。これからも応援を、よろしくお願いします!

取材・構成◎小林康幸 写真◎サッカーマガジン

◎Profile
ほんま・こうじ◎1977年4月27日生まれ、茨城県出身。高校卒業後、浦和に4シーズン在籍し、水戸にはJFLで戦っていた1999年に加入。以来、22シーズンにわたってチームの背番号「1」を付け、ゴールを守り続ける。鋭い反応で相手のシュートをストップする。GK。185cm、84kg