写真◎KYOTO.P.S.
J2の京都サンガF.C.は24日、今週末に控えるリーグ再開に向けて非公開練習を行ない、終了後にFW李忠成がオンラインで取材に応じた。今季から京都に加入した李は、自身14年ぶりとなるJ2の戦いについて語った。
上写真=今季から完全移籍で京都に加わったFW李忠成(写真◎KYOTO.P.S.)
「とんでもなくタフなリーグ」
プロ17年目、百戦錬磨の李忠成にとっても、今季のJ2は未体験ゾーンの戦いとなる。
「普通でさえタフと言われているJ2なのに、過密日程になる今年はとんでもなくタフなリーグになると思う」
J2を戦うのは柏レイソル在籍時の2006年以来。当時は13チームによる4回戦総当たりで計48試合を戦った。20歳の李は31試合出場8得点を記録し、チームのJ1昇格に貢献。試合数は今季のほうが少ないが、約10カ月間でこなすはずだった日程が6カ月に短縮され、夏場も中2日や中3日が当たり前。そんな超過密日程の今シーズンを李は「総力戦」と表現し、「若手の台頭がJ2優勝に絡んでくる」と新人たちに期待を寄せる。若い彼らに14年前の自身の姿を重ねているのかもしれない。
とはいえ、やすやすとポジションを譲るつもりはない。「僕は準備万端。いつ試合が来てもいいような準備ができている」と好調をアピールし、再開初戦での移籍後初ゴールを狙っている。
「選手生命は長くても20年くらい。その中の1年がこういった形で削られるというのは選手としてはすごく大きな時間なので、残りの半年で爆発させたい」
京都は28日にジュビロ磐田をホームに迎える。いよいよ4日後に迫ったリスタートに向けて、李は「スタートダッシュをいかに切れるかが大事。開幕戦に負けてしまったけど、仕切り直せたのは僕たちにとって大きい。初戦がジュビロという良い相手なので、ここを叩いて連勝できると自信がつく」と意気込んだ。