J2のギラヴァンツ北九州は28日、昨季限りで契約満了となっていたMF川島大地が現役を引退し、普及事業課コーチに就任することを発表した。

上写真=北九州で6年間プレーしたMF川島(写真◎J.LEAGUE)

「新しい自分に挑戦」

 1986年生まれで茨城県出身の川島は、鹿島高から東海大に進み、大学卒業後の2009年に鹿島アントラーズに加入。2011年から2年間、モンテディオ山形へ期限付き移籍し、2013年に鹿島アントラーズに復帰。2014年からはギラヴァンツ北九州でプレーしていた。

 引退を発表した川島はクラブを通じ、「正直、サッカー選手としては、とても胸の張れる11年ではありませんでした。ケガに悩み、プロサッカーの現実を見せつけられ、苦悩の日々の方が多かった気もします。しかし、その中でも一枚の横断幕や一節のチャント、激闘の一試合や歓喜の一点、そして歓声の沸く一瞬を何度か経験できた事はその苦悩の日々を苦悩と思わせず、僕にとって輝かしい11年にしてくれました。本当に幸せな11年でした」と感謝の思いを伝えた。

 また、今後に向けて「今までの経験を活かして新しい自分に挑戦し、突き進んでいきたいと思います。その一歩として、普及事業課コーチとしてまたこのクラブに携われる事になりました。大変嬉しく思います。北九州のために一生懸命頑張ります!」と意気込みを語っている。