2月28日、DF當間建文が現役引退を発表した。昨シーズンは松本山雅FCに所属し、8月からはFC岐阜に期限付き移籍し、プレーしていたが、12月に松本で契約満了となっていた。今後は鹿島アントラーズでスクールコーチを務める。

上写真=昨季限りで松本を退団していた當間が引退を発表した(写真◎J.LEAGUE)

人として成長できるように

 万能DFとして13年に渡り、5つのJクラブで活躍した當間建文がプロサッカー選手としてのキャリアを終えることになった。

 2007年、東海大第五高校から鹿島アントラーズに入団。J1のトップクラブではなかなか出場機会を得られなかったが、2012年にJ2の栃木SCに移ると、すぐに頭角を現し、主力としてプレー。その後、2014年にモンテディオ山形に移ると、J1昇格に貢献した。2016年からは松本に移り、4シーズンを過ごし、昨季途中には岐阜に期限付き移籍してプレーした。

「このたび現役を引退することを決めました。鹿島、栃木、山形、松本、岐阜。色々な人たちとの出会いに恵まれ、ここまで13年サッカーを続けられた事に感謝しています。これからも人として成長出来るように頑張ります。今まで応援していただきありがとうございました」

 J1では30試合1得点、J2では150試合9得点。13年のプロキャリアの中で當間が残した数字は、多くの幸運な出会いと、本人の努力によって確かに刻まれたものだ。

 その経験を、今後は、鹿島アントラーズでスクールコーチとして生かしていくことになる。

■當間建文のキャリア
年度所属区分出場得点
2007鹿島J100
2008鹿島J100
2009鹿島J100
2010鹿島J110
2011鹿島J120
2012栃木J2292
2013栃木J2301
2014山形J2273
2015山形J1220
2016松本J2251
2017松本J2201
2018松本J250
2019松本J151
2019岐阜J2141