J2の松本山雅FCは11日、昨季チームに在籍していたDF今井智基がウエスタン・ユナイテッドFC(オーストラリアAリーグ)に加入すると発表した。同選手は海外移籍を実現するため、先月31日にクラブと合意の上で契約を解除していた。

上写真=海外移籍が決まったDF今井(写真◎J.LEAGUE)

豪州の新規クラブに加入

 オーストラリアのウエスタン・ユナイテッドへの加入が決まった今井は、松本のクラブ公式サイトを通じ、以下のコメントを発表。

「このたび、オーストラリアにありますWestern United FCに加入することになりました。今回の移籍に際してサポートしてくださった全ての方に感謝しております。海を越えても常に感謝の気持ちを忘れず、常に何事にもポジティブにチャレンジして、サッカー選手としても人間としても成長していきます。そして松本山雅で闘えたことを誇りに思っています。初めてサンプロアルウィンのピッチに立った時、あまりの応援の迫力に鳥肌が立ったことを今でも鮮明に覚えています。本当に今までお世話になりました。ありがとうございました」

 また、移籍先のウエスタン・ユナイテッドの公式サイトでは、「このような野心的なクラブに加入することができて、非常にうれしいです。オーストラリアでのキャリアをスタートさせるチャンスを与えてくれたマーク・ルダン監督に感謝しています。一生懸命プレーし、クラブの力になれるように頑張ります」と意気込みを語っている。

 今季からAリーグに参入したウエスタン・ユナイテッドを率いるマーク・ルダン監督は、2008年にアビスパ福岡に在籍し、J2リーグで6試合に出場。日本サッカーを知る指揮官は、「トモキは私たちのチームにフィットする選手。今シーズンの残り試合での彼の貢献を楽しみにしている」と、今井の加入を歓迎した。