写真◎J.LEAGUE
松本山雅FCは8日、今季のキャプテンをDF田中隼磨が務めることを発表した。12年から19年まで、反町康治監督のチームでは通年でのキャプテンを決めていなかったため、布啓一郎新監督の下で田中がJリーグ昇格後初めてキャプテンに就任した。
上写真=今季のキャプテンに決まったDF田中(写真◎J.LEAGUE)
9年ぶりのキャプテン発表
長野県出身で現在37歳のDF田中は、01年に横浜FMユースからトップチームに昇格し、東京Vへの期限付き移籍を経て、横浜FMに復帰した04年にJ1優勝を経験。06年にはイビチャ・オシム監督が率いる日本代表に招集された。09年に名古屋へと移籍すると、10年に自身2度目のJ1優勝を達成。14年から地元の松本でプレーし、加入1年目にチームを初のJ1昇格に導くなど、クラブの発展に大きく貢献してきた。
プロ20年目のシーズンで初めてキャプテンに就任した田中は、クラブを通じて「生まれ育ったこの街のクラブで、Jリーグ昇格後の初代キャプテンを務めることになりましたこと、とても光栄に思います。新しいメンバー、新しいスタッフ、そしてクラブを支えていただく皆さんと共に目標を達成できるよう、全力を尽くします」と意気込みを語った。
JFL最後のシーズンとなった11年は須藤右介氏(現・松本U-15コーチ)がキャプテンを務めたが、Jリーグ参入後の12年から昨年まで指揮を執った反町康治前監督のチームでは通年のキャプテンを決めておらず、今季の田中がJリーグ昇格後初めてキャプテンとなる。なお、副キャプテンはMFセルジーニョ、GK村山智彦、MF塚川孝輝の3人に決まった。