昇格2年目のJ2に挑むFC琉球のキャプテンが発表され、昨季に続いてMF上里一将が務めることになった。サポートする副キャプテンは、樋口靖洋監督の考えに沿って、残りのメンバー「全員」となっている。

上写真=昨季に続いてキャプテンマークを巻く上里(写真◎J.LEAGUE)

「沖縄県出身選手として」

 1986年3月13日生まれの上里一将は、沖縄県の宮古島出身。宮古高から04年にコンサドーレ札幌に加入し、FC東京、徳島ヴォルティス、ロアッソ熊本でのプレーを経て、昨季に地元のFC琉球に加入した。1年目からキャプテンを任されて正確な左足のキックを武器に活躍、J2で40試合に出場、4得点を挙げている。

 2年連続のキャプテン就任に際し、クラブ公式HPで「沖縄県出身選手として、誇りと感謝の気持ちを胸に、FC琉球(沖縄)のために責任感を持って戦い抜きたいと思います。今年も熱い声援、会場の最高の雰囲気をよろしくお願いします」とコメント。最後に「J1昇格を目指しましょう!」と締めくくり、シーズンへの強い意気込みを示した。

 なお副キャプテンは「全員」となった。樋口靖洋監督の方針によるもので、指揮官はクラブ公式HPで「全員が主体的に考えながらチーム作りに関わっていくことで責任感を促すという趣旨のもと、全員を副キャプテンとして戦っていきます」と狙いを説明している。