モンテディオ山形は1日、昨季限りで契約満了となっていたDF坂井達弥の移籍先が、タイ1部サムットプラーカーン・シティに決定したことを発表した。同選手は14年にA代表でデビューし、山形には18年から在籍していた。

上写真=タイ1部への移籍が決まった坂井(写真◎J.LEAGUE)日本人指揮官の新天地へ

日本人監督のクラブへ

 1990年生まれの坂井は現在29歳。東福岡高から鹿屋体育大に進学し、大学在籍時に鳥栖の特別指定選手に登録され、13年から鳥栖に正式加入。プロ2年目の14年には当時の日本代表監督であったハビエル・アギーレに見いだされ、同年9月のウルグアイ戦でA代表デビューを飾った。だが、その後は鳥栖で定位置を確保できず、松本、長崎、大分へ期限付き移籍し、18年に完全移籍で加入した山形でも在籍2年間でリーグ戦7試合の出場にとどまっていた。今回タイへの移籍が決まり、クラブ公式サイトで次のようにコメントしている。

「今年からタイのSamut Prakan City Football Clubでプレーすることになりました!山形ではとてもいい環境の中、2年間プレーさせて頂きましたが、結果がついて来ず苦しんだり、1位になって追われる立場の難しさを知ることが出来たり、プレーオフ圏内に入れることが出来たりと、とても充実した2シーズンだったと思います。応援して下さったサポーターの方々、とても暖かく迎えて頂きありがとうございました。タイに遊びに来られる際には、是非Samut Prakan City Football Clubの試合を観に来てください。これからも応援よろしくお願いします!」

 新天地のサムットプラーカーン・シティ(タイ1部)は、鹿島などで指揮を執った石井正忠氏が今季から監督に就任している。