レノファ山口の2020年のキャプテンがMF池上丈二、副キャプテンがMF高宇洋と新加入のDF菊地光将に決まった。郷土出身の偉人にちなんだキャッチフレーズも発表され、新シーズンに向けた準備を加速させる。

上写真=2020年のキャプテンに決まった池上(写真◎RENOFA YAMAGUCHI)

「皆さんもついてきてください」

 キャプテンに就任した池上は1994年11月6日生まれ、熊本県出身の25歳。大阪体育大から2017年にレノファ山口に加入し、新シーズンが4年目となる。クラブ公式HPを通じて「これまで自身キャプテンという立場はありませんが、僕なりに キャプテンとしてチームを引っ張っていきたいと思います。 選手、スタッフに皆さんもついてきてください。よろしくお願いします」と決意のコメントを発表した。

 高宇洋は1998年4月20日生まれ、神奈川県出身の21歳。市立船橋高から2017年にガンバ大阪に加入し、3年目の19年途中に山口に育成型期限付き移籍。新シーズンも期限付き移籍期間を延長して山口でプレーすることが発表されていた。「自分自身、去年よりもっと成長したい、チームとしてももっと強くなりたいという思いが強いです。若い選手が多いので、J1昇格に向けて勢いを持っていけるように、上の年代の選手とつなげていければと思っています」とコメントしている。

期限付き移籍期間を延長した高(写真◎J.LEAGUE)

 菊地光将は1985年12月16日生まれの34歳。浦和東高から2008年に川崎フロンターレに加入し、12年に大宮アルディージャに移籍。19年限りで大宮を契約満了となり、新シーズンから山口でプレーする。クラブ公式HPを通じて「加入1年目ではありますが、このような役職をいただけて光栄です。自分のプレーを出しつつ、池上選手、チームを支えて、皆さんと最後は笑って終われるように頑張りたいと思います」とコメントを発表した。

大宮から加入1年目の菊地。大宮と同じオレンジがチームカラーの山口に移った(写真◎J.LEAGUE)

 山口は新シーズンのスローガンが郷土出身の幕末の偉人、吉田松陰の名言にちなんで『GO CRAZY ~昇格へ狂いたまえ~』となったことも発表している。霜田正浩監督就任3年目となる新シーズン、新キャプテンと副キャプテンに率いられたチームは、スローガンに込められた思いのごとく『狂気』と『狂喜』の体現を目指す。