1月18日、レノファ山口FCが新外国籍選手、サンドロの獲得を発表した。ブラジル2部のクリシューマECでプレーしたブラジル人DFで、2019年シーズンは主力して活躍した。手続き終了次第、来にする予定だ。

上写真=クリシューマから加わったサンドロ。主戦場はCBとボランチ(写真◎レノファ山口FC)

山口でプレーできてうれしい

 サンドロは、主にセンターバックやボランチでプレーしてきた選手で、昨季はクリシューマで27試合に出場。主力として活躍した。

 2007年にフルミネンセでキャリアをスタートさせた後、イトゥーア、フィゲイレンセへ期限付き移籍して経験を積み、2012年からはフィゲイレンセ、ジョイビレ、セアラ、サンタクルスと複数のクラブでプレー。2018年からはクリシューマで主軸を担ってきた。

 今回、オファーを受け、自身のキャリアにとって大きなチャンスだと考えて、日本行きを決断したという。これまでブラジル国外でプレーした経験はないが、本人は初めての海外挑戦に意欲を燃やしている。

「みなさんこんにちは。サンドロです。日本、そして山口でプレーできることを嬉しく思います。チームの目標達成に向けて全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

 チームの目標――。それはすなわち、J1昇格。サンドロもそのために力を注ぐことになる。

 霜田正浩監督も認めるように、今オフは大幅に選手が入れ替わった。本来、今年は指揮官にとって3年目のシーズンでもあり、集大成となるはずだったが、積み上げ直さなくてはならないものが多く、開幕前は、まずチームとして機能するようにベースを作ることになりそうだ。

 地元での1次キャンプ、1月23日からタイで行なう2次キャンプでその作業を行ない、2月23日の開幕戦、京都サンガF.C.との試合に備えることになる。むろん、その準備の中では、昨季70失点を喫した守備の見直しも必要だろう。大宮アルディージャから加入したCBの菊地光将と、このサンドロが守備面で重要な役割を担うことになる。

 現在、来日に向けて手続き中だというサンドロ。初めて海外でプレーするため、その力を十分に発揮できるかどうかについては未知数の部分はあるが、本人は意欲的だ。