アルビレックス新潟が2020年のキャプテンを発表した。DF堀米悠斗とMFシルビーニョの2人体制で、スペイン国籍のアルベルト・プッチ・オルトネダ新監督の下、J2復帰に向けて新たなスタートを切る。

上写真=新シーズンのキャプテンとなった堀米。シルビーニョとの2人体制で臨む(写真◎J.LEAGUE)

「新潟の力を見せましょう!」

 DF堀米悠斗は1994年9月9日生まれ、北海道出身の25歳。コンサドーレ札幌U-18からトップチームに昇格し、福島ユナイテッドFCへの期限付き移籍を挟んで、2017年に札幌からアルビレックス新潟に加わった。
 
 キャプテン就任に際し、クラブ公式HPで「アルビレックス新潟にとって大きな転換期を迎えるシーズンにキャプテンを任せていただき、とても光栄に思いますとコメント。さらに「J1昇格を成し遂げるチームは、一体感のあるチームです。現場スタッフ、フロント、サポーターも含めて、はやりの言葉で言えば『ONE TEAM』です。例年に増して多国籍な今年のチームが誰一人欠けることなく最後まで突っ走れるよう、自分が先頭に立っていきたいと思います。みんなで新潟の力を見せましょう!」とファン・サポーターに呼び掛けた。

 シルビーニョは1990年7月1日生まれ、ブラジル出身の29歳。19年に新潟に加入し、J2で27試合に出場、4得点を挙げている。こちらは「今シーズンのキャプテンに選んでいただけたことが本当にうれしいです。一人のプレーヤーとして、またキャプテンとして、みんなを尊重し、チーム一丸となって戦っていきます」とコメント。また「アルベルト監督が初めて日本で指揮を執るシーズンに、キャプテンに任命していただいて、感謝の気持ちと責任の大きさを感じています。クラブ、チームメイトからの自分に対する信頼に応えていけるように最大限の努力をします」などと強い決意を示した。

堀米とともにキャプテンを務めるシルビーニョ(写真◎J.LEAGUE)

 2018年にJ2に降格した新潟は、同年は16位、19年も10位に終わった。新しくスペイン国籍のアルベルト・プッチ・オルトネダ監督を迎え、J1復帰を目指すシーズンだけに、キャプテン2人にもチームをけん引する働きが期待される。