明治安田J1リーグ第8節が各地で開催され、東京・MUFGスタジアムではFC東京対名古屋グランパスが対戦。試合は俵積田晃太のゴールで、退場者を出しながらもホームのFC東京が勝利。名古屋は数的優位を生かしきれなかった。

上写真=値千金の決勝点をスコアしたFC東京の俵積田晃太(左/写真◎J.LEAGUE)

■2026年9月19日J1第8節(観衆51,557人/@MUFC国立)
FC東京 1ー0 名古屋
得点:(F)俵積田晃太

チャンスをつくるも生かせない名古屋

 前半から互いに攻めの姿勢を見せた。だが、最終局面でミスが目立ち、ネットを揺らせない。シュート数は6本対5本。ポゼッションは52%対48%。ともに互角の内容と言えたが、『攻め損じた』印象も強い。その中で最大のチャンスと言えたのは、名古屋は初めて得たCKの流れから、木村がヘディングシュートを放った26分シーンか。しかし、そのシュートもポストに嫌われ、0−0で後半を迎えることになった。

 開始から5分はコンビネーションでポケットを攻略し始めた名古屋が時間帯だったが、FC東京が最初にゴールをこじ開ける。56分、左サイドハーフの俵積田がカットインから右足を一閃。その直前にも同じようにシュートを放ち、枠をとらえられなかったが、『予行練習』を活かす形で今度はボールを右下に蹴り込んだ。

 この俵積田のシュートは、長倉が交代を準備している中で決まったものだった。それゆえに先制点を決めた直後に俵積田は交代。その事実が示すように、それまでゲームを決定づけるようなプレーはできていなかったのだが、貴重な得点をもたらした。

 追いかけることになった名古屋は1トップの山岸に代えてマテウスを投入。シャドーの木村もより積極的に前線に出てプレーするようになり、ゴールを狙った。

 68分にはFC東京のボランチ、高宇洋が2枚のイエローカードをもらって退場となると、一人優位な状況で名古屋は攻勢をかけた。

 だが、ボックス内でシュートを打てるタイミングでパスを選択してチャンスを逸したり、ボールを運ぼうとして阻まれたりとフィニッシュワークでミスが頻発。クロスも精度を欠くケースが多く、数的優位を生かせない場面が続いた。焦れて送ったロングボールに対してもセカンドボールを回収できず、逆にFC東京を助けることになった。

 試合は結局、1−0でFC東京の勝利。ホームチームにすれば、一人少ない状態となった中で大きな得た貴重な勝ち点3と言えるだろう。一方の名古屋は最終局面で拙攻が目立った、後味の悪い試合となった。

▼出場メンバー
・FC東京◎GKキム・スンギュ、DF室屋成、アレクサンダー・ショルツ、稲村隼翔、バングーナガンデ佳史扶(77分:森重真人)、MF安斎颯馬、高宇洋、常盤亨太、俵積田晃太(58分:長倉幹樹)、FWマルセロ・ヒアン、佐藤恵允(77分:石原広教)

・名古屋◎GKシュミット・ダニエル、DF原輝綺、藤井陽也、徳元悠平、MF和泉竜司(75分:甲田英將)、稲垣祥、高嶺朋樹、中山克広、FW内田宅哉(75分:森島司)、木村勇大(79分:小屋松知哉)、山岸祐也(61分:マテウス・カストロ)