4月12日の明治安田J1百年構想リーグ第10節で、鹿島アントラーズが敵地で川崎フロンターレを2-0で下した。前半は0-0だったが、鈴木優磨が1得点1アシストで勝負を決めた。築き上げてきた2つのホットラインが、大きな力を発揮した。

上写真=鈴木優磨がレオ・セアラとゴールの喜びを分かち合う。強力なホットラインが勝利に導く(写真◎J.LEAGUE)

■2026年4月12日 J1百年構想リーグ第10節(観衆:23,094人@U等々力)
川崎F 0-2 鹿島
得点:(鹿)鈴木優磨、レオ・セアラ

「いかに鈴木くんに…」

 第10節の川崎フロンターレ戦を終えて、鈴木優磨は5得点3アシスト。得点に絡んだのは10試合のうち半分以上の6試合にのぼる。

 川崎F戦では左サイドハーフとして先発し、53分にPKを確実に決めて先制する。

 PKについては詳しく明かすことはできないというが、「順番が決まってて、今日は僕」だったという。GKスベンド・ブローダーセンの逆を突いて右にていねいに送り込んだ。

 すると、64分には左から逆サイドまで飛ばしたクロスでレオ・セアラの追加点をお膳立てした。やや低い位置から送り届けたが、「中に(空中戦に)強い選手がいるので、早いタイミングで上げれば何かが起きると思います」と狙い通り。

 そのレオ・セアラとのコンビネーションが最強のホットラインだ。今季の3つのアシストはすべて、レオ・セアラのゴールを生み出している。

 もう一つは、左サイドのコンビネーション。後半から左サイドバックに安西幸輝が投入されて、一気に攻勢に出た。安西は前節で負傷から復帰したばかりだったが、長くともにプレーするだけに、どうプレーすればいいかはお互いに分かっている。

 安西は「いかに鈴木くんに気持ちよくプレーさせるかが大事なんじゃないかな」と笑いつつリスペクト、鈴木も「幸輝が入ってきたら、やっぱり長年やっている部分があって、しゃべらなくてもできることがあるので、プレーの感覚はあります」と認め合う。

 これで10試合で8勝目。ほかの2つはPK戦で敗れているが、90分ではドローだから、実質的には「無敗」を続けている。

 鈴木優磨を中心としたさまざまなホットラインが機能して、鹿島は首位をひた走る。