3月1日に明治安田J1百年構想リーグ第5節が行われ、ジェフユナイテッド千葉と柏レイソルが「千葉ダービー」で激突した。J1では17年ぶりに顔を合わせた一戦で、前半は柏が一方的に押し込んだ。しかし、後半に千葉が逆襲し、2点を先行。柏の反撃を1点に抑えて、ついに今大会初勝利を手にした。

上写真=貴重な先制ゴールを決めたのは津久井匠海。右MFからFWに移って決めた(写真◎J.LEAGUE)

■2026年3月7日 J1百年構想リーグ第5節(観衆:14,646人@フクアリ)
千葉 2-1 柏
得点:(千)津久井匠海、石川大地
   (柏)久保藤次郎

前半は柏のものだったが…

 柏レイソルにとっては、ここまでの4試合と同じように、もどかしい前半だった。ボールは回る。チャンスは作る。しかし、入らない。

 4分に小泉佳穂、14分に山内日向汰、23分に小泉、31分に山内、38分に久保藤次郎と、形を作ってからのフィニッシュまでは至るのだが、ゴールが割れない。

 だから、我慢して何度も何度も攻め続けるしかない。

 千葉は1月31日のちばぎんカップで対戦したときと同じように、柏のパスワークに必死に食らいつく側。カルリーニョス・ジュニオが負傷で23分で交代となるアクシデントや細かいミスがあって、有機的に攻撃を完遂できたシーンはほとんどなかった。それでも、柏が最後に狙ってくるスペースで体を張って無得点に抑え込んだと言うこともできる。

 その「ご褒美」が後半開始早々にやってくる。

 最終ラインから河野貴志が前線へロングキック、エドゥアルドがヘッドで落としたボールを、前半の交代でMFからFWに移っていた津久井匠海が右足できれいにインパクトしてゴール左へ蹴り込み、千葉が48分に先制した。

 追いつきたい柏が一気に4人を交代しようと準備しているその間に、千葉が突き放してみせる。日高大が右CKをファーまで送り、前貴之がワンタッチで中へ、石川大地が放ったシュートはブロックされるが、こぼれたところをもう一度石川が蹴り込んで、61分にリードを2点に広げた。

 ここでようやく柏は4人を投入し、直後にも小西雄大の負傷で戸嶋祥郎に代えたために、ここで交代枠を使い果たすことになった。

 それでも勢いをつけた柏がここから猛攻を仕掛け、千葉も粘りながらカウンターでしっかりチャンスを作る展開に。すると88分、細谷真大のシュートのこぼれ球を久保藤次郎が押し込んで、柏が1点差に迫った。

 柏はさらに同点へと圧力をかけて、90+1分には至近距離から三丸拡がフリーでゴール左を狙うシュートを放ったが、GK若原智哉が見事にセーブ。

 そして、苦しみながらも最後まで高い集中力で1点を守り抜いた千葉が、ついに今大会初勝利。2009年11月22日のFC東京戦以来、5949日ぶりのJ1での白星を手にした。