上写真=脇坂泰斗がアディショナルタイムに決めて、川崎Fがついに同点に(写真◎J.LEAGUE)
■2026年3月1日 J1百年構想リーグ第4節(観衆:22,779人@U等々力)
川崎F 2-2(PK4-2) 水戸
得点:(川)エリソン、脇坂泰斗
(水)加藤千尋2
水戸は守りきれず…
ほぼ無風のまま時間が過ぎる前半。川崎フロンターレは前節でFC東京に完敗したことで先発を6人も代えた影響か、破綻はしないが前半を様子見に使ったと思わせるほど、静かな展開だった。
それをよしとしなかったのは、水戸ホーリーホックのほうだ。
落ち着いてボールを運ぶスタイルで川崎Fを押し込んでいき、ついに45分にゴールを割ってみせた。
右サイドを起点に大崎航詩が逆サイドへクロス、山本隼大がヘッドで折り返し、GKスベンド・ブローダーセンに触られたが、こぼれ球に反応した渡邉新太が中へ、加藤千尋がきっちりとゴール右に蹴り込んだ。
ていねいなコンビネーションは、その直後にも実を結ぶ。
またも右から崩し、飯田貴敬の小さなパスで潜り込んだ真瀬拓海がマイナスへ、山本のシュートはブローダーセンが弾いたが、こぼれ球を真瀬がシュート、これもブローダーセンのブロックにあったが、こぼれたところに詰めていた加藤がプッシュした。一度はオフサイドとされたものの、VARチェックを経て45+4分の追加点になった。
後半、2点のビハインドを追う川崎Fが押し込む展開になるのは明白だった。62分には前線の3人を丸ごと入れ替える交代策で、逆襲へ勢いをつけたかった。しかし、前半からの迫力不足はなかなか変わらない。
ようやく相手のハンドでPKを獲得し、エリソンが決めたのが84分。これで本格的にエンジンが掛かったのか、その後もエリソンの豪快な突破からカウンターを仕掛け、最後は宮城天がシュートを放てば、山原怜音の右からのクロスにエリソンがヘッドで狙うなど、交代選手がさらに仕掛けていく。
水戸はこの圧力を跳ね返すべく、90分の交代策で5バックにして守り切る作戦に出た。しかし、逃げ切れなかった。
90+3分、川崎Fは左から三浦颯太が逆サイドへ大きなクロス、これを一瞬、大森渚生が処理に戸惑ったところで脇坂泰斗が前に出て、こぼれ球を蹴り込んだ。土壇場でようやく同点に追いて、このまま2-2で終了。
PK戦では水戸が2人目の多田圭佑がバーに当て、4人目の飯田貴敬がGKスベンド・ブローダーセンに止められ、4人全員が決めた川崎Fがなんとか勝ち点2を手に入れた。水戸はすんでのところで勝ち点3を取りそこねた。