2月28日に行われた明治安田J1百年構想リーグ第4節で、FC東京が柏レイソルを迎えた。PK戦勝利を含む3連勝のホームチームと、まだ勝利のないアウェーチームの対決。FC東京が攻めながらゴールを割れず、逆に柏は苦しみながらも後半に2ゴールを奪って、今大会初勝利を手にした。

上写真=先制点を決めた垣田裕暉。鮮やかに体を投げ出した(写真◎J.LEAGUE)

■2026年2月28日 J1百年構想リーグ第4節(観衆:21,869人@味スタ)
FC東京 0-2 柏
得点:(柏)垣田裕暉、瀬川祐輔

後半にリズムが一変

 風上の柏レイソルが逆に押し込まれる展開。その理由は、FC東京の積極的なボールハントの姿勢にあった。

 スロースタートという柏の悪癖を利用して、ボールにきっちりと当たりにいく。そうしてこぼれたボールからショートカウンターを仕掛けて、序盤からペースを握った。

 初先発の佐藤龍之介が左から狙った4分、長倉幹樹が室屋成の折り返しに合わせた7分のチャンスが事始め。14分にロングカウンターから最後は長倉が左から強烈に襲いかかれば、19分にも再び長倉が滑り込みながら狙ったが左ポストに阻まれた。

 柏はなかなかいつものテンポを取り戻せず、ミスがリズムを阻んでいく。初先発の山内日向汰が31分、43分とシュートを放つが、いずれもゴールには結びつかなかった。

 それが、後半に一変するから面白い。54分、左に開いた小見洋太が右足でクロス、そこに垣田裕暉が飛び込んで、ダイビングヘッドでゴール左に突き刺した。

 この1点が薬になって柏が落ち着きを取り戻し、その後は相手陣内で長い時間、プレーするいつもの展開に。柏が押し込みながら、FC東京がカウンターを仕掛ける展開になった。

 そして、次の1点は柏が柏らしくもぎ取った。82分、右サイドでテンポよくつないで穴を開け、瀬川祐輔が自らのシュートのこぼれ球を冷静に左足でゴール左へ流し込み、ダメ押し。3試合連続で黒星を喫していた昨季2位の柏が、ようやく白星を手に入れた。