12月3日、鹿島アントラーズの植田直通が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦の前節東京ヴェルディ戦は松村優太の決勝ゴールにより1対0でアウェーゲームを制した。次は6日にメルカリスタジアムでJ1リーグ第38節(最終節)横浜F・マリノス戦に挑む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの植田直通(写真◎Getty Images)

最終戦もサポーターとともに。「一緒にタイトルを取りたい」

 鹿島の最終ラインを支える背番号「55」の目は、ただ一つの目標だけを見つめている。12月6日に行なわれる最終節の横浜FM戦に勝利すること。首位で迎える2025シーズンのラストマッチは優勝の懸かる大一番となるが、これまでと同じように「勝つだけです」と一心不乱に試合に向かう。

「周りは関係なく、自分たちの相手はF・マリノスだと。そこだけを頭に入れて戦いたいし、目の前の一戦だけに集中して、全員でここを勝ち切りたいと思います」

 3日のトレーニング後に取材に応じた植田直通は、そのように横浜FM戦へ意気込む。舞台はメルカリスタジアム。ホームのサポーターの大声援を受け、本拠地で勝ち点3を狙いにいく。

「(鹿島のファン・サポーターは)ここまで本当に自分たちの力になるようなサポートをしていただいています。これだけ(優勝を)待たせてしまっているのもあるので、しっかりと自分たちとともに戦っていただいて、一緒にタイトルを取りたい。最後まで全員で、しっかりと目の前の勝利のために戦っていければいいです」

 横浜FMに勝つ――。ただそれだけを目指して、植田が最終戦のピッチに立つ。