上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)
「真価が問われる9月、10月になっていく」
9月を迎え、リーグ戦は10試合を残すのみとなった。上位陣は僅差に多くのチームがひしめき合う大混戦。鹿島としては2016シーズン以来となるリーグタイトルをつかみ取るためにも、この激しい争いを制したいところだ。まずは9月13日に湘南をホームに迎え、必勝態勢で臨む。
「今シーズンが始まったときから“勝ち切る”というところを、ずっと言ってきています。ここからのゲームは特に、ホームだろうが、アウェーだろうが、その意識を強く持たないといけません。もちろん、ビハインドで負けている状況であれば、何とか、どんな形でも勝ち点を手にすることが重要になりますし、同点であったり、勝っている状況であれば、間違いなくしっかりと勝ち点3に持っていかなければいけない。ただ、ここまでの戦いぶりはネガティブではなくて、前節のアウェーゲームでも勝ち点1を取ったことを、とにかくポジティブに捉えて、ここからの10試合が本当に大事になるので、すべてを注ぎ込まないといけないと思っています」
10日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように9月からの戦いを見据える。まずは今季のリーグ開幕戦で敗れた相手をホームで破り、残りの試合に向けて弾みをつけたいところだ。
「今はとにかく、自分たちの精度を上げること。特にここからの試合は、もちろん相手もいることではありますが、自分たちを高めていかないと、もっと尖ったチームになっていかないと、勝ち切っていけないと思います。簡単に負けないことも大事ですけれど、やはり“勝ち切る”ことを今シーズンは言ってきているので、本当に真価が問われる9月、10月になっていくと考えています」
鬼木監督率いる鹿島が勝利を求め、ホームで湘南を迎え撃つ。