8月3日、鹿島アントラーズの鬼木達監督が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦は前節柏レイソル戦から3週間の中断期間に入り、次はリーグ再開前の6日にメルカリスタジアムで天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会ラウンド16のアビスパ福岡戦に臨む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)

「決して簡単なゲームにはならない」

 リーグ戦前節は柏に3対2で競り勝ち、勝ち点3を積み上げた。リーグ後半戦の初勝利を首位チーム相手に成し遂げ、8月10日の第25節FC東京戦から始まる再開後のリーグ戦へ弾みをつけた。そのFC東京戦を前に、6日には福岡との天皇杯ラウンド16を戦う。

「(福岡は)非常に積み上がっているチーム、そして自信を持っているチームだと認識しています。いろいろな形で対戦相手に合わせてサッカーを変えられますし、そういう意味で言うと、決して簡単なゲームにはならないと思っています」

 3日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように福岡戦を見据える。リーグ戦とともに、もう一つの頂点を狙う戦い。メルカリスタジアムでの一戦となるだけに、本拠地で勝ち上がりを果たしたいところだ。

「まずは次のステージに上がること。それが一番重要だと思っています。全選手が非常にいい準備をしてくれていますので、総力戦で戦っていきたいです」

 鬼木監督率いる鹿島が、天皇杯の頂点に向けて福岡との一戦に挑む。