8月3日、鹿島アントラーズの濃野公人が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦は前節柏レイソル戦から3週間の中断期間に入り、次はリーグ再開前の6日にメルカリスタジアムで天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会ラウンド16のアビスパ福岡戦に臨む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの濃野公人(写真◎J.LEAGUE)

「全員が自信を持ってプレーすることが勝ちにつながる」

 リーグ戦とともに、天皇杯の頂点へ向けた戦いに挑む。7月に行なわれた3回戦長崎戦では敵地で勝利を収め、ベスト16入り。8月6日のラウンド16では、福岡と本拠地のメルカリスタジアムで対戦する。

「福岡はアグレッシブな前からのプレスが武器だと思いますし、そこからのショートカウンターも強みでしょう。(鹿島は)それをやらせないためにも、しっかり自分たちがトライすることが大事です。全員がしっかりつながって、全員がボールを受けて、全員が自信を持ってプレーすることが勝ちにつながると思うので、そういうところを全員でやっていきたいです」

 3日のトレーニング後に取材に応じた濃野公人は、そのように福岡の印象を話す。リーグ戦とは異なり、一発勝負のトーナメント戦でもあるだけに、この一戦に勝ち切るべく果敢にサイドを駆け上がる。

「僕の目線ではありますけれど、ベスト16になって優勝がちょっと見えてきたと感じます。僕はものすごくモチベーションが高くなっているし、チームとしてももちろんそうでしょう。Jリーグと天皇杯が残っていることで、この2つのタイトルを取るという話はチームの中でも出ていますので。大会は変わりますけれど、この一発勝負で鹿島の強さを見せたいと思います」

 鹿島の背番号「22」が、必勝を期して福岡との一戦に臨む。