7月18日、鹿島アントラーズの鬼木達監督が非公開練習後に取材に応じた。16日にはPEACE STADIUM Connected by SoftBankでの天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会3回戦V・ファーレン長崎戦に勝利し、ラウンド16進出を決めた。次は20日にホームのメルカリスタジアムでJ1リーグ第24節柏レイソル戦を戦う。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)

「自分もそのうちの一人。とにかく勝ち切ろう」

 リーグ戦の前節川崎F戦に逆転負けを喫し、柏に首位の座を明け渡した。4位に順位を下げてからの2週間、GK早川友基、DF植田直通、キム・テヒョンはそれぞれ代表チームの一員として東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会に参加し、他の選手たちは茨城県鹿嶋市でトレーニングを積んで7月16日の天皇杯長崎戦で勝ち上がりを決めた。そして、いよいよリーグ戦が再開し、再びトップの座を狙う一戦。相手は、首位に躍り出た柏だ。

「(柏戦は)大一番だと思っています。選手もそのように言っていますし、自分自身もやはり、ここで何を示せるか、ホームでしっかりと勝てるか、勝ち切れるかどうかっていうところが非常に重要になると思いますので、本当に大事なゲームです」

 18日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように柏戦へ向けて言葉に力を込める。ネーミングライツにより、「メルカリスタジアム」と本拠地名を変更して臨む初陣。観戦チケットの“完売”も発表された大一番で勝ち点3をつかみ取るために、鹿島の総力を挙げて戦うつもりだ。

「やはりチームというのは、何人かの選手で回っているわけではない。とにかく全員が、総力戦で戦わなければいけません。個人個人が“やられたくない”“やってやろう”と。(天皇杯長崎戦では)そういう姿勢が見られたので、それは柏戦でも全員が出さなければいけない姿勢だと思います。ましてやホームで、首位の相手との対戦。“ここで燃えない人間はいないだろう”っていうぐらいのシチュエーションだと思うので、自分もそのうちの一人として“とにかく勝ち切ろう”という話をしています」

 鬼木監督率いる鹿島が、本拠地で柏を迎え撃つ。