6月29日に行われた明治安田J1リーグ第22節で、東京ヴェルディと川崎フロンターレが対戦した。32分に右CKから最後は深澤大輝が決めて東京Vが先制。川崎Fが再三に渡って仕掛けた攻撃を東京Vが最後まで集中して守りきり、1-0で勝利、連敗を2でストップさせた。
上写真=深澤大輝(2)が決めて雄叫び!(写真◎J.LEAGUE)
■2025年6月29日 J1第22節(観衆:22,326人@味スタ)
東京V 1-0 川崎F
得点:(東)深澤大輝
川崎Fは攻め続けるが…
7分の神田奏真のダイビングヘッド、19分の脇坂泰斗の直接FKと、先にゴールに迫ったのは川崎フロンターレ。ただ、得点は生まれず、13分にはマルシーニョが負傷で宮城天に交代するアクシデントも。
川崎Fにとってはその運のなさの続きになったのが、32分のシーン。東京ヴェルディが先制に成功するのだ。3連続CKで右から森田晃樹がニアへ、谷口栄斗がヘッドで流してファーで待っていた深澤大輝が蹴り込み、自身J1初ゴールで先手を取った。
先に動いたのはもちろん川崎F。後半開始から山田新と山本悠樹を、65分に大関友翔も送り込み、ストライカーと配球役を変えてゴールを狙った。東京Vもなかなか明白なチャンスは作れず、62分に同様に染野唯月と松橋優安を加えて攻撃スタッフをリフレッシュした。
その松橋と染野でビッグチャンスを作ったのが72分。松橋が右を抜けてニアへ、飛び込んだ染野が放ったシュートはGK山口瑠伊の右足に阻まれた。
川崎Fも77分にロングパスから山田が体を相手にぶつけながら抜け出して左足でシュート、しかしこちらもGKマテウスが好反応で防いだ。
1点がほしい川崎Fが押し込み、東京Vがかき出す展開が続く。89分には素早いリスタートから右に出た佐々木旭がクロス、中央で丸山祐市がヘッドで狙ったが、惜しくもGKの正面を突いた。
結局、東京Vが最後の最後まで集中力を研ぎ澄ませ、ゴールを守り抜いた。これで連敗を2でストップ。川崎Fは3位浮上のチャンスをものにできなかった。