上写真＝新体制発表会に臨んだ鹿島ユースから昇格した3選手（写真◎サッカーマガジン）
鹿島のアカデミーで育まれた才能
1月12日の2025シーズン新体制発表会で、新たなユニフォームに身を包んだ有望選手たちがファン・サポーターを前に力強く言葉を発した。
鹿島ユースで鍛錬を積み、たどり着いたトップチームでの活躍を期す松本遥翔、徳田誉、佐藤海宏の3選手。松本は「ユースではフィジカル的にとてもきついトレーニングを積んできたと思っているし、常日頃からトップチームが隣のグラウンドでトレーニングしているのを見ながら、自分もそこで練習していることを想像して取り組んできた」とユース時代を回想しながら、「そのプレー強度に慣れていくことと、試合に出るための迫力を出していくことを目標にしたい」と自身のさらなる成長を志す。
佐藤は「精神的なところだったり、人間的な部分をこのプロの舞台でも生かしていける」と、ユース時代にキャプテンを務めたことで得たメンタル面のたくましさを強調する。また、「ユースでは自分の武器でもある、走るところを伸ばしてもらったし、それ以外にも1年生のころから多くの試合に出場させてもらい、いろいろな経験を積ませてもらったので、そこで得た経験を生かしたい」と言葉に力を込めた。
昨季は2種登録ながらJ1の舞台でゴールも決めた徳田は、「昨シーズンはトップチームでいろいろな経験もさせていただいたので、今年はプロ1年目だと思わずにチームに貢献できるようにやっていければと思います」と話す。松本や佐藤と同様に、「ユースですごく厳しいトレーニングを積んだり、つらい走りだったりにも取り組んできました」と、ユース時代にハードなトレーニングをこなしてきたことも自負するだけに、その経験をトップチームでの飛躍につなげたいところだ。
鹿島のアカデミーで育まれた若き選手たちが、鬼木達監督や柳沢敦コーチのもとでその才能を磨いていく。