1月12日、鹿島アントラーズが茨城県鹿嶋市内で2025シーズン新体制発表会を行ない、鬼木達監督や新加入選手が今シーズンの抱負を述べた。およそ1カ月後の2月15日にはアウェーのレモンガススタジアム平塚でJ1リーグ開幕戦・湘南ベルマーレ戦に臨む。
上写真=新体制発表会に臨んだ鬼木達監督と新加入選手たち(写真◎サッカーマガジン)
「自分一人で何かを成し遂げられるとは思っていない」
鹿島の新シーズンが幕を開けた。チームは1月7日に始動し、12日には鹿嶋市内にて2025シーズン新体制発表会が開催された。多くのファン・サポーターを前に、鬼木達監督や新加入選手が登壇。新たな指揮官はファン・サポーターに拍手で迎え入れられ、その胸の内を明かした。
「“すごく期待しています”という言葉をサポーターから直接いただいたりしていますし、また、こういう場で直接サポーターの方々を見ると、やはり緊張感もあります。サポーターの期待に応えたい思いと、自分自身もここでタイトルを取りたい思い。その両方を強く持って、(鹿島に)来ましたので」
鬼木監督のもとでトレーニングを重ねるチームは、12日の新体制発表会を前に鹿島ユースとのトレーニングマッチ(30分×3本)を実施。アカデミーの選手を相手に7対0のスコアで勝利を収め、14日からは恒例の宮崎キャンプに臨む。
「プレッシャーもありますが、それ以上に勝ったときの喜びや、このクラブのサポーターが望んでいる“タイトル”というものを一緒に取れたときの喜びを想像するほうが大きすぎて、鹿島の監督になることを決めました。ただ、自分一人で何かを成し遂げられるとは思っていませんし、川崎でも自分の力でタイトルを取ったとは思っていないので、このクラブでも選手、スタッフ、サポーター、クラブスタッフ、みんなを頼りにしながら戦っていきたいと思っています」
2月15日に控える湘南との開幕戦に向けて、帰ってきた鬼木監督が着々と準備を進めていく。