9月24日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは21日のJ1リーグ第31節柏レイソル戦に引き分け、リーグ戦では5試合未勝利となった。次は25日にノエビアスタジアム神戸での天皇杯準々決勝ヴィッセル神戸戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「私の気持ちに全く変わりはありません」

 リーグ戦では苦しい戦いが続いている。ホームでは前節(第31節)の柏戦でスコアレスドローに終わり、その前の広島戦(第30節・2-2)、浦和戦(第27節・0-0)も含めるとカシマスタジアムでは引き分けが3試合続いている。一方、アウェーゲームでは6月30日の第21節神戸戦(1-3)以来、連敗中だ。そんな中で迎える9月25日の天皇杯準々決勝神戸戦は、ノエビアスタジアム神戸での一戦となる。

「前がかりになってくる、ハイプレッシャーをかけてくる相手に対して、そこを狙っていくことは、もちろん一つ、(鹿島が)持っておかなければいけない部分だと思います」

 試合前日の24日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように神戸戦を見据える。天皇杯では3回戦で藤枝、ラウンド16で甲府というJ2勢を、それぞれ敵地で2-1と破って勝ち上がってきたが、J1チームとは今大会初めて顔を合わせる。この先の準決勝、決勝、そして優勝へ向けて、まずはアウェーの地で神戸を破りたいところだ。

「大会が始まる前も、この一戦を前にしても、私の気持ちに全く変わりはありません。目先の試合、すべての試合に勝ちにいく、勝ちたいです。それを期待されているクラブであり、どんな試合であっても我々は勝ちにいくこと、勝利を求められるクラブだと理解しています。この大会でも100パーセント、自分たちの力を出して勝つことが大事です」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、天皇杯の頂点に向けて、準々決勝で強敵神戸に挑む。