写真◎KASHIMA ANTLERS
9月20日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは3週間ぶりの公式戦となった14日のJ1リーグ前節サンフレッチェ広島戦に引き分けた。次は21日に県立カシマサッカースタジアムでのJ1リーグ第31節柏レイソル戦を戦う。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
柏を警戒。「個の飛び抜けた能力を持った選手も何人かいます」
8月25日の東京V戦を最後に3週間ほど公式戦から遠ざかっていたが、9月14日にホームで広島と対戦し、知念慶と徳田誉のゴールで2-2の引き分けの結果となった。首位だった相手から勝ち点1を獲得したものの、リーグ戦では4試合未勝利。再びホームゲームとなる21日の柏戦では、上位チームを追いかけるためにも是が非でも勝ち点3を獲得したいところだ。
「(柏は)しっかりとオーガナイズされていて、チームでまとまっており、組織力を生かして戦っている印象がすごくあります。そして、個の飛び抜けた能力を持った選手も何人かいます。それはスタートから出る11人の中にだけでなく、ベンチから入ってくる選手にも個の力のある選手はいると思っています」
試合前日の20日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように柏の印象を話す。チャヴリッチの決勝点でアウェーゲームを制した前回対戦(第12節・2-1)のように、今節でも攻守に強さを示してカシマスタジアムに歓喜をもたらしたい。
「前回対戦を振り返ってみると、試合の大部分で我々が主導権を握り、コントロールしていた試合でしたが、最後の5分間でうちが逆転されて、敗戦を喫してもおかしくないような、ギリギリの戦いでした。あの試合での反省点は、今節でしっかりと生かしていかなければいけないと思います。90分を通して隙を見せずに戦っていくことが結果を得るうえで大切です」
ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、ホームで柏との一戦に挑む。