9月13日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは8月25日のJ1リーグ第28節東京ヴェルディ戦に敗れ、31日に予定されていた第29節京都サンガF.C.戦は11月17日に延期となった。次は9月14日に県立カシマサッカースタジアムでのJ1リーグ第30節サンフレッチェ広島戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「我々は最後に、広島が今いる位置に立ちたい」

 8月25日の東京V戦から3週間ぶりの公式戦となる今節(9月14日)はホームに広島を迎える。リーグ戦では東京V戦までの3試合で未勝利と苦しんでいるが、9月に入り、まずは首位チームを撃破して上位陣に迫っていきたいところだ。

「広島はシーズン前のキャンプで見たときから上位に必ず顔を出してくるチームだと思っていました。非常に安定感のあるチームです。タイトルを取る上で重要になるクオリティーや経験もありますし、若くて優れた選手もいる。そして長年、(監督と選手たちが)時間を共有していること、優れた監督がいること。タイトルを取るために必要な条件を持っているチームだと思います」

 試合前日の13日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように広島の印象を話す。5月に開催された前回対戦(第14節)ではアウェーで勝利しているだけに、広島からシーズン2勝目を挙げて勝ち点3を積み上げたいところだ。

「広島は今、首位に立っていますけれど、我々は最後に、広島が今いる位置に立ちたいわけで、もしもタイトルを取りたいのならば、優勝したいのならば、ピッチの上で彼らを上回ることが必要だと思います。そういった姿を(広島戦で)見せることが重要です」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、本拠地カシマスタジアムで広島撃破に挑む。