8月16日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは11日に行なわれたJ1リーグ前節でジュビロ磐田に逆転負けを喫し、勝ち点を伸ばせなかった。次は17日に県立カシマサッカースタジアムでの第27節浦和レッズ戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「大舞台で、鹿島のエンブレムを背負って最高の相手と戦う。それ以上のモチベーションはない」

 前節の磐田戦では手痛い一敗を喫した。鈴木優磨のPKで幸先よく先制点を奪ったものの、後半に2失点を喫して逆転負け。首位の町田も敗れたため勝ち点3差は変わらないものの、勝ち点で並ぶチャンスをものにできなかった。それからおよそ1週間の準備期間を経て、次は8月17日に県立カシマサッカースタジアムでの浦和戦に臨む。

「(前節の磐田戦が)苦しい試合になったのは意識の問題だったり、隙を見せてしまった我々にも問題があったととらえています。なので、そういったところは一切排除して、90分間を通して自分たちのやるべきことをやり切ること、それをまた強く意識して戦っていくことが結果を得るうえで一番重要だと思います。今週のトレーニングでは、そこを見直してきたところもあります」

 試合前日の16日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように前節磐田戦の反省点に言及する。次はホームでの浦和戦。深紅に染まるであろうホームスタジアムに歓喜をもたらすためにも、浦和を相手に2試合ぶりの勝利をつかみ取りたいところだ。

「両クラブともすばらしいサポーターがいるクラブです。スタジアムの雰囲気が最高潮になるのは間違いないでしょう。明日は我々がしっかりと一体感をつくり出して、ファンタスティックな試合にしたい。大舞台で、我々が鹿島のエンブレムを背負って最高の相手と戦う。それ以上のモチベーションはないと思いますし、ましてや、すばらしいサポーターがいるクラブ同士の戦いになりますから、自然とモチベーションも上がるでしょう。注目のカードと言われるにふさわしい試合にしたいと思います」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、浦和との一戦で勝ち点3獲得に挑む。