7月13日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームはJ1リーグ前節の北海道コンサドーレ札幌戦に勝利し、10日の天皇杯3回戦藤枝MYFC戦でも勝ち上がりを決めた。次は14日に日産スタジアムでのJ1リーグ第23節横浜F・マリノス戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

“伝統の一戦”。「相手もこの試合に対するモチベーションは高い」

 1勝3分け1敗と思うようにリーグ戦で勝ち点を積み上げられなかった6月の戦いが終わり、7月に巻き返しを狙う。6日の札幌戦では2-0で勝利を挙げ、10日の天皇杯3回戦藤枝戦では苦戦を強いられながらもチャヴリッチと仲間隼斗のゴールで逆転勝ちを収めた。再び中3日での連戦となるが、14日の今節も横浜FMから勝ち点3を挙げたい。

「(横浜FMは)非常に危険なチームであると認識していますし、すばらしいクオリティーがあるチームだと思います。(試合の)ポイントは、そのクオリティーを発揮させないために何が必要なのか、というところです」

 試合前日の13日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように横浜FM戦を見据える。6月1日に国立競技場で顔を合わせた前回対戦のように、今節も攻撃力をいかんなく示して勝利を手繰り寄せたいところだ。

「こういった“伝統の一戦”であるからには、もちろん相手もこの試合に対するモチベーションは高いでしょう。最初から自分たちの力を自分たちで引き出し、今まで以上に我々の力を見せる必要がある。今までの自分たちを超えていけるかどうか。そういうものを見せたい試合でもあります」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、横浜の地でJ草創期から続く“伝統の一戦”に挑む。