FC東京の左サイドでまばゆい輝きを放っているのが、俵積田晃太だ。プロ2年目のウイングは試合のたびに対峙する相手を抜き去り、スタンドを沸かせている。5月26日にホームでガンバ大阪戦(第16節)が開催されるが、昨季の同カードで鮮烈なプレーを披露。Jリーグの舞台で存在感を高めつつあるドリブラーに話を聞いた。

アカデミー時代に憧れたディエゴ

若い選手の台頭がチームを活性化させているFC東京。俵積田もその一人だ(写真◎J.LEAGUE)

――プロ2年目のシーズンに臨んでいますが、1年目に比べて自分自身の成長を感じますか。

俵積田 成長はしているかなと思いますけど、まだまだしっかり矢印を自分に向けてやっていきたいという思いでいます。これまで大勢の方が自分に関わってくれて今がありますが、アカデミー時代にお世話になった指導者やスタッフの方々や仲間たち、家族、学校の先生とか、たくさんの人にいつも応援してもらっています。そういう思いを背負っているし、そういう気持ちに応える責任があると感じています。

――アカデミー出身の選手には、アカデミーの選手たちにその背中を見せる責任があるとも、よく言われます。

俵積田 その通りで、当然、意識するところです。応援したくなる選手でいられるように、と思います。

――アカデミー時代はよくFC東京の試合を見ていたと思いますが、憧れていた選手はいたのですか。

俵積田 ディエゴ(・オリヴェイラ)ですね。スタジアムでプレーを見たときにゴールキックをそのまま収めて決めちゃったことがあって。それがすごく印象に残りました。
――いま、一緒にピッチに立っている状況はどんな思いなのでしょう。

俵積田 素直に嬉しいですよ。本人にもそのことは直接、伝えました。そうしたら「俺が引退したあとは上から見ているよ」みたいなことを言っていましたね(笑)。

――4試合連続ゴールを決めるなどディエゴ選手も現在、好調です。次戦のガンバ大阪戦では昨季のホームゲームのように、ともにネットを揺らすことも期待されます。

俵積田 そうなったら、最高ですよね。

取材・構成◎佐藤景

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