5月18日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーでサンフレッチェ広島から3点を奪って2試合ぶりの勝利をつかんだ。次は19日に茨城県立カシマサッカースタジアムでのJ1第15節ヴィッセル神戸戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

神戸を警戒。「経験もクオリティーもあるチーム」

 鹿島が息を吹き返した。3連勝後のJ1第13節東京V戦では3点差を追いつかれて引き分け、連勝が止まったものの、5月15日の前節広島戦では植田直通、鈴木優磨、チャヴリッチが得点を決めて3-1で勝利を挙げた。再び勢いをつかみ、次は19日、ホームに前年王者の神戸を迎える。

「(神戸には)元日本代表だったり、海外での試合を経験している選手が非常に多い。経験もクオリティーもあるチームだと思います。そして、ここ数年、主力の多くが同じメンバーで戦えていることは彼らの一番の強みでもあります」

 試合前日の18日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように対戦相手の神戸について言及する。現在、首位をひた走るディフェンディングチャンピオンに対し、ホームでの勝ち点3獲得を狙う。

「私にとってはすべての試合が重要だと捉えていますし、そのなかでも常に目先の試合が最重要だと捉えています。なので、(神戸戦を)それ以上の捉え方はしていません。我々がやらなければいけないこと、一番大切なことは、どう戦うのかをしっかり考えること。そして、もちろん勝利にこだわる姿勢を、鹿島としてどんな試合でも見せ続けること。やらなければいけないことは何なのかということをしっかりと理解して戦い切ること。それらがこの試合で一番出さなければいけないものだと思います」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が2連勝を懸け、首位の神戸に挑む。