3月29日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節の川崎フロンターレ戦で3試合ぶりの勝ち点3を手にし、今季2勝目を挙げた。次は30日に茨城県立カシマサッカースタジアムでJ1第5節ジュビロ磐田戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「この2週間のトレーニングに、非常に満足しています」

 開幕戦(名古屋戦)に勝利してからは2試合続けて白星から遠ざかっていたものの、前節はチャヴリッチと鈴木優磨のゴールで川崎Fに逆転勝ちした。長年にわたり苦杯をなめさせられた難敵から勝利をつかみ、およそ2週間のリーグ中断期間に入った。

「(中断期間に)いいトレーニングができたと思います。選手たちが意欲を持って取り組んでくれました。この2週間、選手たちがトレーニングで見せてくれた姿勢に、非常に満足しています」

 試合前日の29日にオンライン取材に応じたポポヴィッチ監督は、そのように中断期間でのトレーニングについて言及する。今季初の2連勝を懸け、次節でホームに迎えるのは磐田。かつて鹿島と優勝を争ったライバルを破り、カシマスタジアムに再び歓喜をもたらしたいところだ。

「(磐田には)好調なストライカーがいるので注意しなければいけませんが、その選手1人を抑えればいいというチームではありません。他にも質の高い選手がいますので、チームとしてしっかりと抑え込んでいかなければいけないと考えています。ただ、大事なのは我々の良さをどれだけ出せるか。そして、ファン・サポーターの皆さんと一体感を持って戦うこと。前節(川崎F戦)までと同様に、ファン・サポーターの皆さんの力も借りて戦いたいと思っています」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、磐田との一戦に挑む。