3月16日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは開幕戦で名古屋グランパスを破ってから、第2節セレッソ大阪、第3節FC町田ゼルビア戦と勝利から遠ざかっている。次は17日に川崎フロンターレとのJ1第4節を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「町田戦のように悔しい思いを味わうのは、あの試合で終わりにしたい」

 前節、アウェーで昇格組の町田に0-1で敗れ、2試合未勝利となった。3-0で快勝した名古屋との開幕戦の勢いは鳴りを潜め、直近の2試合では苦戦が続いている。J1第4節で茨城県立カシマサッカースタジアムに迎えるのは“難敵”川崎F。長年にわたり苦杯をなめさせられている相手から勝ち点3を奪いたいところだ。

「川崎をリスペクトしています。鬼木さんが監督を務めてチームを引っ張り、質の高さを見せています。近年、日本で最も美しいサッカーをやっているチームの一つだと思っています」

 試合前日の3月16日にオンライン取材に応じたポポヴィッチ監督は、そのように川崎Fについて言及する。第2節C大阪戦に続き、再びホームの大声援を受けるであろう一戦で、深紅のファン・サポーターに歓喜をもたらしたい。

「(前節の)町田戦のように悔しい思いを味わうのは、あの試合で終わりにしたい。試合で我々の良さを出せず、ましてやあれだけ多くのファン・サポーターの皆さんにすばらしい雰囲気を作ってもらったのにもかかわらず、我々は結果で返せなかった。自分たちのプレー、姿勢で見せられなかった。私はファン・サポーターに借りができたと、あの試合で感じました。勝利のために、すべての力を注ぎ込むことができるかどうか。我々がそういった姿を見せることができれば、ファン・サポーターの皆さんは満足されると思います」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、聖地カシマで川崎Fを迎え撃つ。