写真◎KASHIMA ANTLERS
3月8日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは開幕戦の名古屋グランパス戦には勝利したものの、ホームでの第2節はセレッソ大阪と引き分けた。次は9日にアウェーの地でFC町田ゼルビアとのJ1第3節を戦う。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
町田の印象。「自分たちのやるべきことを徹底してくるチーム」
2試合を終えて勝ち点4を積み上げ、シーズン序盤とはいえ首位に位置している。ただし、カシマスタジアムでの今季初陣ではC大阪に苦戦し、勝ち点1の獲得にとどまっただけに、3月9日の第3節町田戦では再び勝ち点3獲得を目指す。
「(町田は)チーム全員で自分たちのやりたいことをしっかりと理解し、何をやるべきなのかが意思統一されているチームだと思います。ロングスローだったり、セットプレーだったり、時間の使い方もしたたかにできるチームでしょう。自分たちのやるべきことを徹底してくるチームだととらえています」
試合前日の8日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように現在の町田の印象を話す。前節のC大阪戦に続き、2試合連続での“古巣対戦”ともなる一戦。指揮官にとってのかつての本拠地で、深紅のファン・サポーターに勝利を届けたいところだ。
「町田には友人も多くいますし、特別な思いはもちろんあります。サポーターや、私が一緒に働いていたスタッフも含め、町田の関係者全員に対するリスペクトはあります。ただ、私は今、鹿島を率いている監督ですので、一番大切なのは鹿島がいかに結果を出していくのかということです。私が町田で作り上げた、攻撃的で、魅力的なサッカー、勝ちにこだわる姿勢を、この鹿島のチームを率いて野津田(町田GIONスタジアム)のピッチで見せたいです」
ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、町田GIONスタジアムでの試合に臨む。