11月22日、鹿島アントラーズの松村優太が練習後のオンライン取材に応じた。カシマスタジアムでの前節柏レイソル戦は、ディエゴ・ピトゥカのPKで引き分けの結果に持ち込んだ。次は24日に敵地・等々力陸上競技場でJ1リーグ第33節川崎フロンターレ戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう松村優太(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「強豪相手に結果を残して戻ってこられた」

 11月18日のU-22アルゼンチン代表戦では、日の丸を背負い、美しいミドルシュートを突き刺した。高校時代を過ごした静岡の地でU-22日本代表の勝利に貢献し、自信を胸に鹿島に帰還。松村優太は再びJ1リーグの戦いに照準を合わせる。

「南米のチームの強度の高さをしっかりと経験できたし、強豪相手に自分が結果を残してここに戻ってこられたのも、一つ成長できた部分だと思います。代表活動中からこちらのスタッフと連絡を取って、自分自身も川崎戦を頭に入れていたので、もちろんその試合に向けて準備をしているつもりです」

 22日にオンライン取材に応じた松村は、そのように24日のJ1リーグ第33節川崎F戦を見据える。成長著しいスピードスターは、鹿島が長年にわたり勝てていない難敵からも自らのゴールと、そして勝利を狙う。

「(川崎Fには)何年も勝っていないし、僕がここに来てからも1回も勝っていない。まず、絶対に勝たなければいけないという気持ちがあります。自分たちがより積極的に(ゴールを)狙っていき、チャンスの回数を増やしていけば、僕たちにも(勝つ)チャンスはあるのではないかと思います」

 深紅の背番号「27」が等々力陸上競技場でもゴールへ向かって突き進む。