10月27日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。東京・国立競技場で行なわれたJ1リーグ前節はヴィッセル神戸に1-3で敗れ、今季のリーグ優勝の可能性が潰えた。次は28日にホームでJ1リーグ第31節浦和レッズ戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「クラブとしての安定感をすごく感じるチーム」

 今季のJ1リーグ終盤戦は試練が続いている。10月21日に東京・国立競技場で開催された前節神戸戦は1-3で敗れ、今季のタイトル獲得の可能性が消滅。チームは9月16日のC大阪戦以降、勝利から遠ざかっている。およそ1カ月ぶりのホームゲームとなる28日の次節の相手は浦和。真っ赤に染まるであろうカシマスタジアムで勝ち点3を手に入れたいところだ。

「“戦術”という概念では(浦和は鹿島と)結構似ているところもあるチームだなと。特に今年、スコルジャ監督の色が出始めてからは、ちょっと似ているところもあるという印象があります。ただ、彼らは近年、クラブとして一つの大きなモデルのなかで選手をそろえていて、監督が代わるなかでも戦術をある程度一貫してやってきたクラブとしての安定感をすごく感じるチームではあります。前半がうまくいかなくても耐えて、後半に修正して勝ち点を取っていくところは、(鹿島としては)すごく勝つのが難しい相手だと思うし、それを結果で表している印象です」

 27日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように浦和の印象を話す。一つでも高い順位を目指し、ホームでの浦和撃破を狙う。

「自分たちにとっては当然、勝つのが難しい相手だとは思いますが、ホームに帰ってこられます。ホームの皆さんと、強敵ではありますが自分たちも強豪だと思っていますので、対等以上に戦って、しっかりと勝ち点3をもぎ取りたいです」

 岩政監督率いる鹿島が、浦和との一戦に挑む。