9月29日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグ前節では横浜F・マリノスにホームで逆転負けを喫し、優勝争いから大きく後退した。次は30日にベスト電器スタジアムでのJ1リーグ第29節アビスパ福岡戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

福岡の印象。「非常にやりにくい相手、戦いづらい、勝つのが難しい相手」

 J1の優勝を争ううえで、手痛い1敗となった。9月24日に行なわれたJ1リーグ第28節横浜FM戦では幸先よく鈴木優磨が先制点を挙げたものの、その後に2失点を喫して逆転負け。前節時点で首位の神戸とは勝ち点9差、2位の横浜FMとは勝ち点8差に広がり、残り6試合での逆転優勝に向けては厳しい状況に追い込まれた。

 それでも、優勝の可能性が残る限りは、また勝ち点3を重ねていきたいところだ。敗北からの再出発となる今節(30日・J1リーグ第29節)は、アウェーの地での福岡戦に臨む。

「(福岡は)今いる選手たちの良さを引き出して、それを結果につなげるという面で非常にやりにくい相手、戦いづらい、勝つのが難しい相手だというふうに思っています。自分たちの強みをいかに生かすかというところをしっかり整理してサッカーをされています」

 29日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように福岡の印象を話す。今季はリーグ戦とルヴァンカップでここまで3回対戦しており、いずれも1点差以内の接戦を演じた。一筋縄ではいかぬ相手との対戦だが、再び上位陣を追いかけるためにも敵地で勝利をつかみたい。

「うちはもう、あと6試合、全部勝つしかないので、そこはもう本当に生き死にを懸けた戦いだということを強調して臨みたいと思います」

 岩政監督率いる鹿島が福岡の地で白星奪取に挑む。