7月15日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。12日の天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府戦ではPK戦の末に敗れて敗退となった。次は中3日の16日に味の素スタジアムでのJ1リーグ第21節FC東京戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「この試合はまず、シンプルに」

 夏場の試練は続く。リーグ戦では第18節G大阪戦から3試合連続で勝利をつかめず、7月12日に行なわれた天皇杯3回戦ではJ2の甲府に2年連続で屈し、大会からの敗退が決まった。一時はリーグ戦5連勝を飾るなど復調したが、ここに来て厳しい戦いを強いられることになった。そんななか、16日には敵地でのリーグ戦第21節FC東京戦が控えている。

「(FC東京は)ハイプレスもかなり勢いを持ってくるので、そこの浸透度合いは早いと感じています。強度の高い選手をそろえていますので、選手たちに合うやり方なんだろうなと。やはり警戒しなければいけません」

 15日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのようにFC東京の印象を話す。この試合を終えると、J1リーグは3週間の中断期間に入るが、まずはFC東京戦でリーグ戦4試合ぶりの勝利を手にし、8月の戦いに弾みをつけたいところだ。

「この1カ月ぐらい、ケガ人が立て続けに出てしまい、そのなかでもチームとしていろいろ取り組んできましたが、なかなか結果に結びつけられませんでした。そこは一つ、突き付けられた現実ではあるので、それを踏まえたうえでFC東京戦に臨まなければいけません。この試合はまず、シンプルに戦うことが重要だろうと思います」

 岩政監督率いる鹿島が、アウェーの地でFC東京撃破を狙う。