7月11日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節のサンフレッチェ広島戦でも引き分けに終わり、3試合未勝利となった。次は中3日の12日にJITリサイクルインクスタジアムでの天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「良いバランスを見つけてメンバーを送り出したい」

 リーグ戦では3試合未勝利となった。激しい雨の中での試合となった前節広島戦は関川郁万のゴールで先制するも追いつかれ、前々節の京都戦に続いて引き分けの結果に終わった。思うように勝利をつかめない戦いが続く中、次は広島戦から中3日の7月12日に天皇杯3回戦甲府戦を戦う。

「僕以上に選手たちが、昨年の試合を取り返したい気持ちを持っているのかもしれません。ただ、当然、勝ちたい気持ちは強いですし、1つのタイトルを取るために落とせない一戦です」

 11日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように甲府戦への意気込みを話す。甲府はJ2で戦っているものの、天皇杯のディフェンディングチャンピオンであり、鹿島が昨年の準決勝で屈した相手でもあるだけに、決して侮れないチームだ。敵地で勝ち上がりを決めるために、鹿島の“チーム力”が試される一戦でもある。

「うちは、カップ戦は比較的メンバーを替えて臨んでいます。十分な選手層がありますので、(前節広島戦と)同じメンバーでいくつもりはありません。ただ、しっかりと勝ち上がらなければいけないし、特に今はまたチームを少し再構築しているところでもあるので、良いバランスを見つけてメンバーを送り出したいと思います」

 今年こそは天皇杯のタイトルを獲得するために、岩政監督率いる鹿島が甲府との再戦でリベンジを狙う。