5月19日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節、国立競技場での名古屋グランパスとの「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」に勝利し、5連勝を達成。20日の次節はカシマスタジアムに戻り、J1第14節FC東京戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

FC東京の印象。「攻撃に特徴のあるチーム」

 5万6千人を超える大観衆の前で、鹿島が強さを示した。5月14日の「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」では国立競技場で名古屋を2-0と撃破し、完封で5連勝を成し遂げた。攻撃では鈴木優磨と知念慶の両FWがゴールを挙げ、守備ではDF植田直通らが強固な壁となり、攻守において名古屋を上回った。

 一時は低迷したものの、ここにきて勝ち点を積み上げ続け、上位争いに加わりつつある。首位神戸を追走するためにも、次は4月29日以来の“ホーム”カシマスタジアムで行なわれるFC東京戦(5月20日開催)で勝利を目指す。

「FC東京に関しては、昨年もそうでしたけれど、今年はさらに彼らのもともとの強みである速い攻めやカウンター気味の攻撃に特徴のあるチームだなと」

 19日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのようにFC東京の印象を話す。昨季はアウェーとホームの両試合で苦杯をなめさせられた相手を破り、6連勝を成し遂げたいところだ。

「今、自分たちがやっていることは昨年とはまた違いますので、昨季のリベンジという気持ちよりも、今、成長が始まったところをさらに伸ばしていきたいという思いが強いです」

 岩政監督率いる鹿島が、さらなる上位を目指してFC東京との一戦に挑む。