5月2日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節、ガンバ大阪とのホームゲームで4-0と快勝し、リーグ戦2連勝を達成した。それから中3日の3日にはアウェーの地でJ1リーグ第11節北海道コンサドーレ札幌戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

札幌の印象。「得点の多い、楽しいサッカーをしている」

 鹿島の勢いが止まらない。リーグ戦で4連敗を喫した後のJ1第9節新潟戦で2-0の勝利を挙げると、4月29日に行なわれた第10節G大阪戦では後半に4ゴールを奪い、ホームでは昨年8月以来となるリーグ戦での白星を手にした。前々節の前までは不調にあえいでいたが、直近の2試合とも複数得点、無失点と攻守がかみ合っている。4月の後半に復調し、ゴールデンウィークでのさらなる連勝を狙う。

「(札幌は)ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督が長年かけて作られたサッカーをそのままやっています。以前よりも多少のアレンジは加わっていますが、全体的にはミシャ監督らしい、得点の多い、楽しいサッカーをされていると思っています。僕たちはそれに対して、今やろうとしていることを貫けるかどうかが試されます」

 5月2日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように次節の相手となる札幌の印象を話す。ここからは3日の第11節札幌戦、7日の第12節C大阪戦と中3日でのアウェー戦が続くだけに、総力戦で乗り切りたいところだ。

「メンバーは、攻撃陣もかなり充実していて、(選考が)大変なところはあります。ただ、(札幌戦は)中3日の2戦目ということで、それほど疲労が残るはずはないと思っているので、(連戦でも)大きく変更するつもりはありません。攻守でつながりを持って“連動・連携・連続”でプレーしていくことを体現できる選手をまず使っていくことが、今後のチーム作りにおいても重要になるでしょうから」

 常勝軍団の復活へ向け、北の大地で3連勝を目指す。