4月28日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節、アウェーでアルビレックス新潟に完勝し、リーグ戦6試合ぶりの勝利を挙げた。勢いをそのままに、次は29日にJ1リーグ第10節、ガンバ大阪とのホームゲームに臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「僕が選手だったとき、最大のライバルの1つでした」

 ようやく長いトンネルから抜け出した。4月23日のJ1第9節新潟戦で2-0の勝利を挙げ、公式戦では5日のルヴァンカップ福岡戦以来、リーグ戦に限れば3月4日のJ1第3節横浜FC戦以来の歓喜を味わった。ただし、今季のリーグ戦においてはいまだにホーム未勝利が続いているだけに、4月29日にカシマスタジアムで行なわれる第10節G大阪戦では本拠地で2連勝を果たしたいところだ。

「(G大阪は)僕が選手だったとき、最大のライバルの1つでした。そこから、お互いに新しいチームを作りながら、少しずつ形になってきている状況だと思います。いずれにしても、いつもそうですけれど、特に技術的に非常に(能力の)高い選手たちがたくさんいるので、いつも抑えるのは大変ですし、明日もそういうゲームになるのではないでしょうか」

 28日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのようにG大阪の印象を話す。G大阪とは昨季の最終節以来の顔合わせ。そのときはスコアレスドローに終わり、ホームで勝ち切れなかっただけに、今度こそは勝ち点3獲得を目指す。

「今年は何度も何度も心が打ち砕かれそうになり、そのたびにサポーターの皆さんと選手たちの熱量で乗り越えてきました。ホームでの(今季リーグ戦)未勝利をここで断ち切りたい。そして、それをサポーターの皆さんと一緒に成し遂げたいと思っています」

 復調した鹿島がリーグ戦での巻き返しを図るべく、G大阪とのナイトゲームに挑む。