4月21日、鹿島アントラーズの関川郁万が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節、ホームでヴィッセル神戸を相手に大敗し、リーグ戦4連敗中。19日のルヴァンカップ・アビスパ福岡戦にも敗れた。次は23日にJ1リーグ第9節アルビレックス新潟戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう関川郁万(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「サポーターと喜び合いたい思いは一緒です」

 リーグ戦では4連敗。4月19日のルヴァンカップ福岡戦にも敗れ、苦しい戦いが続いている。特にリーグ戦前節の神戸戦ではホームで屈辱の5失点。その一戦で先発出場したセンターバックの関川郁万も、現状にもがき苦しむ選手の一人だ。

「何をするにしても勝たないと評価されない世界です。監督の言うことを超えていかないと勝てないでしょうし、みんなにも勝ちたい気持ちはありますし、サポーターと喜び合いたい思いも一緒です。ただ、今は、小さなところの積み重ねがよくないのかもしれないですけれど、難しい。勝ちにいく姿勢は、みんなが見せていますが、新しいことをやろうとしている今は難しいのかなと思っています」

 23日に行なわれるアウェー新潟戦は、リーグ戦での連敗を止めるためにも是が非でも勝利を手にしたいところだ。新潟の地で勝ち点3を挙げ、その後の巻き返しへとつなげるために、関川は一つの希望を見いだす。

「まず、1つ勝てれば流れは自分たちに来るのかなと思っています。失点をしないことだったり、今年はアディショナルタイムで何回もやられているので、そういうところに気を付けたり。まずは泥臭く戦って、勝てれば、流れが変わると思います」

 深紅の背番号「5」が、復活を期す鹿島の最終ラインを支える。