3月30日、鹿島アントラーズの松村優太が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグ戦の前節は横浜F・マリノスに敗れ、26日のルヴァンカップでもアルビレックス新潟に敗北。公式戦2連敗を喫したなか、次は4月1日にホームでのJ1第6節サンフレッチェ広島戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう松村優太(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「相手にとって“イレギュラーな存在”になれれば」

 代表ウィーク明けの広島戦は、必勝を期して臨む一戦だ。4月1日に行なわれるホームゲームでは、公式戦2連敗という状況を打破し、3月4日のJ1第3節横浜FC戦以来となる、公式戦5試合ぶりの勝利を手に入れたい。

「広島には昨年、シーズンダブルを食らっています。組織力が高くて、堅いチームだと思うので、(鹿島は)どうやって(相手の守備を)崩していくのかが(勝利への)カギになってくる。そのなかで、僕が相手にとって“イレギュラーな存在”になれれば、相手を崩すチャンスは増えていくと思っています」

 30日にオンライン取材に応じた松村優太は、そのように広島戦への意気込みを言葉にする。松村自身はU-22日本代表の活動に参加し、ヨーロッパの強豪国と対戦して鹿嶋の地に戻ってきた。そこで得た経験を、次は鹿島での戦いに生かしたいところだ。

「フィジカルの部分だったり、Jリーグでは感じられないようなレベルの相手と対戦し、守備でも攻撃でも2つくらい上のレベルを感じました。アンダー世代の試合ですが、あの強度が世界でやっていくうえでは必要だと思いました。そこでできなかったことを見直し、まずは鹿島でのポジション争い、競争に勝っていくこと、そして、鹿島での試合で結果を残して、自信を得て、自分の存在意義を示していくことで次のステップに移れると思うので、まずは鹿島アントラーズに貢献していくことが一番大事です」

 カシマスタジアムでの勝利を目指し、深紅のスピードスターがピッチの上を駆け抜ける。