3月11日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。前節の横浜FC戦では攻守がかみ合い、アウェーで白星を挙げた。8日のYBCルヴァンカップ柏レイソル戦から中3日で行なわれる第4節アビスパ福岡戦では、今季のホーム初白星を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「継続して代表に呼ばれるような選手をどんどん輩出したい」

 今季はここまで、アウェーでのリーグ戦で2勝を挙げている鹿島。3月8日に行なわれたルヴァンカップ柏戦では試合終了間際に同点に追いつかれたものの、敵地で貴重な勝ち点1を手に入れた。それから中3日で迎えるJ1第4節福岡戦は、本拠地カシマスタジアムでの一戦となる。2月25日のホーム開幕戦では川崎Fを相手に逆転負けを喫しただけに、福岡戦ではディープレッドに染まるスタンドに歓喜を届けたいところだ。

「(福岡は)チームを作っている段階でしょうが、ホームで(直近の)3試合に勝っていて、自信を持っているだろうと。そのため、いつもどおりですけれど難しいゲームになるだろうと思います」

 3月11日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように福岡の印象を語る。また、3月下旬に行なわれる日本代表活動に向けたメンバー発表を前に、岩政監督は選手たちへの高い評価を口にした。

「今、うちのチームには“日本代表予備軍”と呼べるような選手がたくさんいると思っています。植田(直通)、昌子(源)、安西(幸輝)は代表にまた絡んでもおかしくない活躍をしているし、(鈴木)優磨や知念(慶)は代表に名を連ねるべき選手になってきています。あとは若い佐野(海舟)のほかにも常本(佳吾)、早川(友基)もリストに挙がってきているでしょう。樋口(雄太)、藤井(智也)も予備軍だと思います。そこにオリンピック組の若手たちもいます。以前、僕たちがいたときのように“鹿島で試合に出れば代表だ”と言われるような選手層に少しずつなってきているし、継続して代表に呼ばれるような選手をどんどん輩出したいと思っています」

 岩政監督から信頼される深紅の戦士たちが、リーグ戦2連勝と今季のホーム初勝利を目指して全力を尽くす。